権限は、特定のフォルダに対してユーザができることを定義します。以下のルールが適用されます。
権限はフォルダに対して割り当てられ、フォルダの個々のオブジェクトに対しては割り当てられません。
各フォルダに対して、少なくとも一人のフォルダ管理者がいます。フォルダ管理者は以下のことができます。
他のユーザへフォルダに対する権限を付与します。
フォルダ名の変更、フォルダの移動、削除を行います。
権限は階層化されています。上位の権限は下位の権限を含んでいます。
あるユーザがフォルダに対して何種類かの権限を持って複数のグループに所属した場合、そのユーザは常に最上位の権限を持ちます。
以下の概要では、最上位のアクセス権限が最下部に挙げられています。以下の権限が存在します。
フォルダ管理 ユーザがフォルダの管理者かどうかを定義します。
ユーザは管理者ではありません。
ユーザは管理者です。
フォルダ権限 ユーザがフォルダに対して何ができるかを定義してください。
なし ユーザはフォルダに対して何の権限も有していません。
ユーザはフォルダを閲覧できます。
ユーザはフォルダでオブジェクトを作成できます。
ユーザはフォルダでサブフォルダを作成できます。
ユーザはフォルダでサブフォルダを作成できます。
オブジェクトを読む フォルダ オブジェクトがユーザに可視化できるかを定義してください。
ユーザはオブジェクトを閲覧できません。
自分が作成したオブジェクトのみ閲覧することができます。
ユーザは全てのオブジェクトを閲覧することができます。
ユーザはすべてのオブジェクトを閲覧することができます。
オブジェクトを修正します ユーザがどのフォルダのオブジェクトを修正できるかを定義してください。
ユーザはどのオブジェクトも修正できません。
自分が作成したオブジェクトのみ修正できます。
ユーザはすべてのオブジェクトを修正できます。
ユーザは全てのオブジェクトを修正できます。
オブジェクトを削除します ユーザがどのフォルダのオブジェクトを削除できるかを定義してください。
ユーザはどのオブジェクトも削除できません。
自分が作成したオブジェクトだけを削除することができます。
ユーザはすべてのオブジェクトを削除できます。
ユーザはすべてのオブジェクトを削除できます。
本章では、以下のユーザの権限に関して説明しています。
既存のフォルダ対する権限
新規作成フォルダに対する権限
ユーザは個人フォルダについて以下の権限を持ちます。
フォルダ管理:管理者権限
フォルダ権限:サブフォルダ作成権限
読込み権限:全読込み権限、修正権限:全修正権限、削除権限:全削除権限
のフォルダに対して、すべてのユーザとグループは以下の権限を持ちます :
フォルダ権限:拒否
フォルダ権限:サブフォルダ作成権限
読込み権限:なし、修正権限:なし、削除権限:なし
フォルダに対して、すべてのユーザとグループは以下の権限を持ちます。
変更権限:拒否
フォルダ権限:フォルダ参照権限
オブジェクトの読込み権限:全部、修正権限:所有オブジェクトのみの削除権限、削除権限:なし
フォルダと フォルダに対して、すべてのユーザとグループは以下の権限を持ちます :
フォルダ管理権限:なし
フォルダ権限:フォルダ参照権限
オブジェクト読込み権限:なし、オブジェクト修正権限:なし、オブジェクト削除権限:なし
フォルダに対して、すべてのユーザとグループは以下の権限を持ちます:
フォルダ管理権限:なし
フォルダ権限:サブフォルダ作成権限
オブジェクト読込み権限:なし、オブジェクト修正権限:なし、オブジェクト削除権限:なし
新規フォルダをどこに作成するかにより、特定の権限が作成者と他のユーザに割り当てられます。
新規フォルダを個人フォルダに作成する場合 :
フォルダ管理者となり、最大の権限を取得してください。
他のユーザとグループは、権限を得られませんので、新しいフォルダ用に権限を設定する必要があります。 このフォルダに新しいフォルダを更に追加する場合、このフォルダ用の権限は新しいサブフォルダに継承されます。 権限を付与する方法に関する情報は、8.6.5: フォルダの共有 を参照してください。
新規フォルダを
のフォルダ、もしくは フォルダに作成する場合 :フォルダの管理者となり、最大の権限を取得します。
他のユーザとグループは、親フォルダに対して同じ権限を取得します。
新規フォルダを他ユーザの共有フォルダに作成する場合 :
そのフォルダを共有したユーザはフォルダ管理者となり、最大の権限を取得します。
作成者も他のユーザとグループと同様に、親フォルダに対して同じ権限を取得します。
以下の例は、他のユーザが共有しているフォルダがフォルダ ツリーのどこにあるかを示しています。以下の手順に従ってください :
ユーザ Timo Meier と以下の個人フォルダを共有しています。
彼の予定表フォルダ
彼のインフォストア フォルダ
彼個人の
メール フォルダ
ユーザ Tom Green が新しいフォルダ 休暇の予定表 を パブリック フォルダ に作成します。このフォルダにアイテムを作成出来る権限を全ユーザに付与します。
ユーザ Jean Dupont が新しいフォルダ会社 を インフォストア/パブリック インフォストア フォルダに作成します。 個人のインフォストア フォルダの 会議議事録 フォルダを共有しています。彼個人のインフォストア フォルダは共有されていません。
フォルダ ツリーは以下のエントリを表示します:
あなたの名前 |
あなたの個人ルート フォルダ。ルート フォルダには個人のフォルダが含まれています。 |
メール | |
受信トレイ | |
ユーザ | |
Timo Meier | |
チーム |
Timo Meier の共有メール フォルダ |
仕事 | |
予定表 | |
連絡先 | |
パブリック フォルダ | |
グローバル アドレス帳 | |
休暇予定表 |
Tom Green によって作成されたフォルダ |
共有フォルダ | |
Timo Meier | |
予定表 |
Timo Meier の共有予定表フォルダ |
インフォストア | |
ユーザストア | |
あなたのユーザ名 |
あなたの個人インフォストア フォルダ |
Timo Meier |
Timo Meier の共有インフォストア フォルダ |
Jean Dupont | |
会議議事録 |
Jean Dupont のインフォストアにある、共有サブフォルダ |
注 : 共有メール フォルダを参照するには、このメール フォルダを 登録する必要があります。詳細は 8.6.4: メール フォルダの登録 を参照してください。
新規フォルダツリーを選択された時、 次のフォルダが表示されます :
仕事 | |
送信済みアイテム | |
共有フォルダ | |
テイモ マイヤー(Timo Meier) | |
予定表 |
ディモ マイヤーの共有化された予定表フォルダ |
受信トレイ | |
ユーザ | |
テイモ マイヤー | |
チーム |
テイモ マイヤーの共有化されたメールフォルダ |
インフォストア | |
ユーザストア | |
ユーザ名 |
個人インフォストア フォルダ |
テイモ マイヤー |
テイモ マイヤーの共有化されたインフォストア フォルダ |
ジーン デュポン(Jean Dupont) | |
ミーティングの議事録 |
ジーン デュポンの共有化されたインフォストア サブフォルダ |
予定表 | |
連絡先 | |
パブリック フォルダ | |
グローバル アドレス帳 | |
休暇予定表 |
トム グリーンにより作成されたフォルダ。 |
注 : 共有メールフォルダを参照する場合、 このフォルダを登録する必要があります。詳細に関しては、8.6.4: メール フォルダの登録 を参照してください。
の中の共有フォルダは次の場所にあります :
メールモジュールの
フォルダの中。連絡先モジュール内の
配下。予定表モジュール内の
配下。タスクモジュール内の
配下。配下。 これは、インフォストア モジュールの フォルダ中にあります。
他のユーザによって共有されたメール フォルダを見るには、これらのメール フォルダを登録する必要があります。
共有メール フォルダを登録する方法 :フォルダ ツリーにある
フォルダもしくは他のメール フォルダを右クリックしてください。コンテキスト メニューから フォルダを登録します ポップアップ ウィンドウが開きます。
を選択してください。ユーザ フォルダ ツリーを開いてください。ユーザのフォルダ ツリーは フォルダを登録します ポップアップ ウィンドウにあります。登録したいフォルダのチェックボックスを有効にしてください。
をクリックしてください。
結果: フォルダ ツリーに、登録したフォルダが表示されます。
データを他のユーザと共有するには、一つ以上のフォルダを共有してください。フォルダを共有するには、そのフォルダに対する特定の権限を他のユーザに委譲します。以下のことができます。
フォルダの権限を委譲する、
フォルダの権限を変更する、
フォルダの権限を削除する。
注 : 以下の制限を検討してください。
フォルダの権限を他のユーザに委譲するには、そのフォルダに対して管理者権限を有している必要があります。
個人の 受信トレイ フォルダを共有することはできません。他のユーザに自分のメール メッセージの閲覧を許可するには、受信トレイ フォルダ配下にあるメール フォルダを共有してください。他のユーザはそのメール フォルダを登録する必要があります。詳細は、8.6.4: メール フォルダの登録 を参照してください。
ユーザは、自分の個人の予定表、連絡先、仕事フォルダに対する排他権限を有しています。他のユーザにこれらのフォルダに対する管理者権限を委譲することはできません。実際の設定例は、8.6.6: 実際的な権限の設定 を参照してください。
フォルダを共有する方法 :
フォルダを右クリックして
を選択してください。グループウェアは構成モジュールに切り替わります。フォルダのプロパティがオーバービュー ウィンドウに表示されます。タブへ切り替えてください。
をクリックしてください。これは、 パネルタブにあります。 コンパクトパネルを使用している場合、パネルエントリ . ユーザ選択 ウィンドウを開きます。
リストから1件以上のユーザもしくはユーザ グループを選択してください。
ユーザもしくはユーザ グループを追加する場合は、ユーザの隣にある
ボタンをクリックしてください。選択した内容を承諾するには
をクリックしてください。ユーザ リストにユーザが追加されます。ユーザはプリセット権限を持つようになります。新規に追加するユーザを選択してください。
ユーザ権限を設定するために、パネルを使用してください。実際の設定例は、8.6.6: 実際的な権限の設定 を参照してください。 注: 個人のフォルダの管理者権限を変更できません。
注: フォルダを共有し、すべての権限を 最大 に設定すると、保存後、サブフォルダを作成する、すべてを読む、 すべてを修正、すべてを削除 の各権限が 最大 に設定されます。
必要であれば、ステップ3-8を繰り返し、ユーザを更に追加してください。
処理を終了するには、パネルにある
アイコンをクリックしてください。結果 : フォルダが共有されます。 フォルダ ツリーでは、共有フォルダのアイコンで表示されます。
フォルダに対する個々のユーザの権限を変更する方法 :フォルダを右クリックし、
を選択してください。グループウェアは構成モジュールに切り替わります。 オーバービュー ウィンドウにフォルダのプロパティが表示されます。タブへ切り替えてください。ユーザとその権限が表示されます。
ユーザを選択してください。
新しい権限を設定する場合、パネルを使用してください。実際の設定例は、8.6.6: 実際的な権限の設定 を参照してください。 注 : 個人のフォルダに対する権限を変更することはできません。
処理を終了するには、パネルにある
を クリックしてください。結果: ユーザの権限が変更されます。
フォルダに対する個々のユーザの権限を削除する方法 :フォルダを右クリックして
を選択してください。グループウェアは構成モジュールに切り替わります。 フォルダのプロパティがオーバービュー ウィンドウに表示されます。タブへ切り替えてください。ユーザとその権限が表示されます。
ユーザを選択してください。
をクリックしてください。これは、 パネルタブにあります。 コンパクトパネルを使用している場合、パネルエントリ をクリックしてください。
パネルにある
をクリックして、 処理を終了させてください。処理を終了するには、パネルにある
アイコンをクリックしてください。注: フォルダに対する個々のユーザの権限を削除するには、そのフォルダに対する管理者権限を有している必要があります。
以下は実際的な設定の推奨例です。
ユーザはフォルダのオブジェクトを参照することはできますが、それを変更したり、削除することはできません。ユーザは新規のオブジェクトを作成することはできません。
ユーザは以下の権限を有する必要があります:
ユーザはフォルダのオブジェクトを見ることはできますが、それを変更したり、削除することはできません。ユーザは新しいオブジェクトを作成したり、修正することができます。
ユーザは以下の権限を有する必要があります:
ユーザはフォルダのオブジェクトを見ることはできません。しかし、ユーザは新しいオブジェクトを作成し、修正することができます。
ユーザは以下の権限を有する必要があります:
ユーザは個人フォルダのオブジェクトを見ることはできません。ユーザはサブフォルダを作成できます。
ユーザは以下の権限を有する必要があります :